アテネとコルフ島に行ってきた
題名の通り、ギリシャのアテネとコルフ島に行ってきました。
ギリシャは日本から直行便はなく必ず乗り継ぎが必要であること、
飛行機で13h~18hもかかることから、
なかなか気軽に行ける国ではないです。
せっかく行ってきたということで、一応文章化しておこうと思います。
- ギリシャ旅行の大枠
期間:8泊9日(うち1日機中泊、4日アテネ泊、3日コルフ島泊)
場所:アテネ2泊→コルフ島3泊→アテネ2泊
航空会社:カタール航空(ドバイ経由・11万6千円ほど)
ホテル:アテネはキングジョージホテルとマリオットホテル、コルフ島はドメス・ミラマーレ
実はホテルは毎日5つ星に泊まりました!
今回SPGカードのポイントをやりくりをして20万円ほど浮いたので、
これに関しては後述します〜 - アテネにて
まずびっくりしたことから書こうかな。
マイナスな印象を与えるかもしれませんがご了承を。
1つ目は、
ベンツやBMWなどの高級車タクシーが多かったこと!
ギリシャのタクシーは、
写真のように↓黄色なんだけれど、
ほんとーに高級車が多くて、
普通にベンツ・BMWに乗れます。
なんでこんなに高級車が多いのか調べたら、
ギリシャが経済危機に陥った時、
預金を銀行に預けるままでは
預金を政府に押収される可能性があり、
万が一の保険として
高級車を買う傾向になったからだそう。
確かに車は後々お金に変えることもできるもんね。
2つめは、ホームレスが多いこと。
ホームレスは道の端っこに体育ずわりをして、
紙コップを前に突き出して、歩く人々を死にそうな目で見てました...
紙コップは差し出しているのは、お金を入れて欲しい、という気持ちの表れです。
平日3日間、同じ道を行き来した際、
とあるホームレスが同じ場所で、同じ服を着て3日間も居座っていた姿にはとても胸が痛みました。
ギリシャ危機は市民にも打撃を与えているんだ、と実感しました。。
3つめは、建物の落書きが多いこと。
建物のシャッターや壁、至る所に落書きがあり、正直目を疑ってしまいました。
中にはアートのような絵もありましたが、私が目にした多くは落書きでした。
落書きが多い = 治安が悪い、と私は思っているので、
アテネは治安が悪いなぁという印象を強く受けちゃいました。
この引用文章にもあるように、落書きを減らしていかなければ、
どんどん落書きは増える一方だと思います。
でも政府は落書きを消すお金ってあるのかな。。
窓が割れたまま、落書きが残ったままという状況が「この建物の所有者あるいは地域住民は、壊れた窓や落書きなど気に掛けていない」というシグナルを発してしまう。そして割れた窓や落書きが少しずつ増えていくのである。建物の所有者や地域住民が何の対処もしなければ、「この辺りは無法地帯だ! 落書き以外の犯罪も見逃されているに違いない。泥棒や破壊行為などやりたい放題でも許される」と考える輩をどんどんその街に呼び寄せてしまう。そして無秩序な街に落ちぶれるのだ。小さな綻びが取り返しのつかない事態を巻き起こしてしまう。
4つめは、ギリシャの中国ビジネス。
アテネの空港に着いて初めて目にした広告がなんとこちらでした。
これを見て、
「タイトルになぜ中国語が..?英語だけでいいのでは?」と疑問を持ちましたが、
そっかーギリシャも中国人観光客が多いんだな、
中国人ってほんとどこにでもいるなーとさらーっと思ってました。
ところが。
偶然アテネにて中国人の高齢夫婦と話す機会があり、
彼らがギリシャに来た理由を聞いてびっくりしました。
なんだと思います?
ただの旅行ではなく、ギリシャの永住権を得るため、でした。
25万ユーロでギリシャを不動産を買えば、
ギリシャの永住権をもらえるんだそうです。しかも三代にわたって。
よく見れば、空港でみた広告も不動産の広告。。。
それを知ってから、アテネで街を歩いていると、
「25萬歐元 希臘移民」(25万ユーロでギリシャ移民)という広告のバスを見かけたり、
「黄金移民」と書かれた不動産を見つけたり・・・
どちらも写真を撮り忘れたのが本当に後悔。。
そんなこんなで、アテネで日本語は見かけませんでしたが、
中国語は沢山見ました。
もう時代は日本ではなく中国ですね。。。
「私たち世界中のいろんなところ行ったけど、日本は本当に好き。食べ物も美味しい。綺麗。礼儀正しい。本当に大好き。でも永住はできないわ。地震があるもの。あなたたち地震こわくないの?」
とその中国人夫婦に言われたときには、
ちょっと言葉が詰まりました。とほほ
びっくりしたことは以上で、
ここからは泊まったホテルの写真をのせまーす。
まずはキングジョージ。
ここは1泊6万円くらい。2泊しました。
(SPGカードのポイントで1泊は無料宿泊しました♪)
次にマリオット。
マリオットは観光地からやや離れているけれど、
無料のシャトルバスが1時間に1本走っているので不便ではなかったです。
普通なホテルな感じだけど、清潔感があって落ち着く。
このソファーとソファーテーブルのインテリア気に入った。 -
コルフ島にて
色々マイナスな印象を受けたアテネですが、
コルフ島は気分良く楽しめました!
あ、正直に言うと...
コルフ島というより泊まったホテルが良かったからかも。笑
これが今回泊まったホテルのドメス・ミラマーレ。
ホテル内にプライベートビーチもプールもあるし、
お部屋も綺麗だし、
しかもADULT ONLYのホテルなので宿泊客に子供がおらず、
上級国民のようなお客さまばかりでみなさんお上品でした。
しかも何より・・・
1泊4万円ほどのこのホテル、クレジットカードのポイントと特典で、
3泊分無料だったのです。
だから12万円ほど浮きました♪
ケチな私にとってはここがなんとも魅力的すぎ。。。
気になった方はこちらからSPGカード作ってみてください。
ここで朝起きたらプール入って、海入って...って
ゆーっくり過ごす毎日が幸せでした。はい。
コルフ島はゆったりする島なので、このホテルは心からおすすめです。
特にアジア人が全くいなくて、
私は3泊4日して、1組しか見かけませんでした。
アジア人のいない場所に行きたいという方にもおすすめです。
ちなみにコルフ島の世界遺産「コルフ ・タウン」はいたって普通でした。笑
ドメス ミラマーレからコルフ・タウンまでは、ホテルの船上タクシーでいけますよ♪ -
RIP
実はこのギリシャ旅行中に、スペイン人の友人が他界されました。
彼は台湾留学中に住んでたシェアハウスのルームメイトの1人です。
背中から腕にかけて刺青が沢山入ってて、
彼と付き合っている彼女も刺青たくさんで、こわーいという印象だったけど、
話してみたらとーっても優しくて、人って見た目じゃないんだということを教えてくれた友人でした。
彼は世界中を旅するのが大好きで、台湾から帰ったあとも色んな国へ旅行に行ってました。
そしてカリフォルニアへの旅行中、彼が運転していたマツダとトラックが衝突して、他界されました。
つい1週間前までIGやFBを更新していたこともあり、
なんだか亡くなったことが信じられなくて信じられなくて。
彼の死をきっかけに、嫌なことがあれば何度でもやり直しはきくけど、それは命が存在する時だけだということが身に沁みました。
こうして1日を平和に迎えることができている奇跡にも感謝です。
RIP, Uxio. - 総括
私にとって「旅」とは、
新たな視点を取り入れて、
自分自身のマインドをアップデートして、
新たな自分になるきっかけをつくることだと思ってます。
だからこそ、
今回みたいに行ったことのない国に行って、
その国の歴史に触れたり、その国の問題を肌で感じたり、
そして、旅先で会ったことのない誰かと話して新しい見解を入れたりできたことは、良かったなぁと思ってます。
ただ、自分の中にネガティブな気持ちが残ってしまって、
正直アテネもコルフ島もプラスな刺激がなかったかなぁと思います。
周りにギリシャ大好きな人たくさんいるので、
彼らは何をみて好きと言っているのか聞いみよーっと。
次はトルコに行きたいな。