深圳に行って驚いたこと

 

今月4/4-9で、

香港と深センに行って来ました。
旅の目的は

深センの発展ぶりを体感すること」でした。


なぜ深圳に?


深圳は、「中国のシリコンバレー」と
言われるようになってから、
一回は行って見たいなぁと思ってたんです。
とはいっても、観光名所もないし、
出張として行くことが多いみたい、
ということで
機会があれば程度に思ってました。

ところが、
深圳に行きたい!と
強く思うようになった出来事がありました。
それは去年雲南省に旅行に行ったとき。
いわゆる田舎で
おじいちゃんおばあちゃんが
経営しているレストランや、
道端のちょーーローカルな屋台でも、
WeChatでの電子決済がされていたんです。
電子決済なんてきっと中国の一部だけでしょ?と思ってた私にとって、
こんな田舎まで、老人まで、
電子決済が普及してたことに本当に驚きました。
そこで、最先端な深圳なら
もっと驚くような技術が先立って使われているに違いない!
と思い、深圳に行こう!と決めました。

実際、行ってみて毎日のように
現在的中國就是這樣~~~
(これが今の中国なのかぁ〜〜 )と
驚きがあったので、ここにまとめます。

1. made in Chinaの意味が変わった


made in Chinaと聞いてどんな想像をしますか?
私は、100均にある商品をイメージ(笑)
比較的安物で、
大量生産できるものが中国で作られる、
といった定義が自分の中にあるからです。

さて、この写真を見てください。


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どちらも中国のブランドです。
深圳で最近できた百貨店にあったお店です。
洋服屋さんは、
一見するとZARA・・・?
雑貨屋さんは、
一見すると無印&Franc Franc・・・?
と思いますが、
どちらも中国のブランドです!!!

デザインはパクリもあるかもしれませんが(笑)、
それでもとてもおしゃれだと思いませんか?

そして、製造国を見ると・・・

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この洋服は広州で作られてるみたいです。

ん、、、
中国のブランドで
中国で作られているということはですよ?
自国で製造のプロセスが完成している、
ということですよね。

中国人がデザインを発案し、
中国人が物を作る。
これまでは日本人がデザインを発案し、
中国人が物を作っていたと思いますが、
デザインといういわゆる
上流工程のスキルも身につけ、
ついに自国初のブランドも
立ち上げられようになったんだなと思いました。

今後はこうした
デザインから自国で製造できる
made in Chinaのブランドが
海外に進出していくのでしょう。

made in China は、
安物というイメージがありましたが、
中国人デザインのmade in Chinaでも
高価格・良品質なものが増えていくんだと
実感されました。

 

2. スマホでお店の順番待ちを予約する


土日とか祝日って、
美味しいレストランは混むんです...
が、深圳ではお店に行って並ぶ必要なし!
スマホで予約ができます。
しかもお店によっては、
スマホ上でメニューの注文できちゃいます。
便利ですよね・・・・?!



3. お店のメニューはタブレットorスマホ

この画像をみてください。


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これはとあるカフェで撮った写真ですが、
メニューは紙媒体ではなくiPadなのです。

iPadでただメニューの写真を撮るだけでなく、
文字やスタンプも入れてあり、
分かりやすいメニューです。

私は日本で、
メニューの中に気になるものがあっても
写真がなくて諦めることが
多かったので、
全部タブレットとなれば
手間をかけず
「今日の日替わり」なんかも
写真をつけてお客さまに提供できて
便利だなと思いました。
外国人にとっても分かりやすいですね。
そのうち、どこのお店でも
タブレットが使われていくように
なっていくんだと思います。

 

4. レストランのおもてなしは日本以上!


スマホでレストランを予約しても、
自分の順番が近づいたらレストランに行きますよね?
レストランに行って、
「待っているお客さま」へのおもてなしに
びっくりしました。

こんなおしゃれなお水があったり、

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軽食が食べれたり、


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子供が遊ぶ場所があったり、


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ハンドマッサージを受けれたり・・・


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このおもてなし、すごいと思いませんか?!
日本で「待っているお客さま」を配慮した
こういったおもてなしってありましたっけ?
私は見たことないです。。。
おもてなし精神のある日本にはなく、
中国にはある、ということにも
びっくりしてしまいました。

中国人はこれまで気にしなかった
細かいところにも気を使うように
なっているんだろうなぁと思いました。

 

5. 若者は男女問わずみんなモデル

「深業上城」という新しくできたショッピングモールで、
驚く光景をあちらこちらで見ました。

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違和感に気づきました??

みんな写真撮ってる!
しかもモデルポーズ!!!!
 

彼らは、素敵な自分の写真が取れたら
SNSにアップするんだと思います。

というのも、中国では「小紅書」という
instagtamみたいな写真投稿アプリが流行っていて、
若者はそこに自分の写真を投稿するんですよね。
(あとはWeChatの朋友圈というFBタイムラインてきなものにも投稿してますね!)

SNSによって、個人の時代になり、
自分自身がSNSの主役になったんだなぁと
改めて思いました。

もちろん個人の時代になったのは、
中国だけではなく、日本もそうなのだけれど、
あちらこちらでみんなが
モデルポーズしている風景は見たことない。。。。
きっと、
「中国人の人目は気にしない」という性格も
関係しているのかもしれませんね。


おわりに

以上です。

深圳は自分が思った以上に
先進的な都市で、
本当に毎日が驚きの連続でした。

深圳へは香港経由で出入りしたのですが、
深圳に行ってから
香港に戻ると、
香港って狭いなー
深圳ほど建物きれいじゃないなー
物価高いなー
と、これまで大好きだった香港に
少しネガティブな気持ちが
混ざってしまったことに気づきました。

実際、香港人の友人は
週末に何度も深圳に
遊びに行くそうです。

しかし、数年前には
このニュースにもある通り、
中国本土から香港に行く人が多く、
その数に制限がかけられていたんです。

香港、中国本土からの入境者を制限へ 写真1枚 国際ニュース:AFPBB News


今では、
香港から中国本土への数の方が
多そうですね。

香港の特別行政区という立ち位置も
どうなっていくのか
気になるところです。

訪中は5回目ですし、
まだまだ知らないことも多いので、
ここに書いたことは
あくまでも個人的な意見です。

GWにはハルピンのある黑龍江省に行くので、
そこでも深圳の比較もしてみたいなーと
思ってます。

それでは。